出産レポ②
分娩室へ入った時間は17:30は過ぎていたと思います。
正直、時計を見る余裕なんてありませんでした。
陣痛の間隔は30秒も無いくらいに連打で来ます。
分娩台に上がり4回ほどいきみ逃しをしてから分娩の体勢になり、またもや子宮口を見ます。
「もうすぐ破水しますよ~」
助産師さんが子宮口をグリグリした瞬間にパツンと小さい破裂音とともに生暖かい物が流れ出て来ました。
「はい!いきんでいいよ!」
助産師さんの声に合わせていきみます。
「ヴッ~~~痛い‼」
物凄い痛みの中、赤ちゃんが下に移動してるのが分かります。
3回いきんだ所で
「頭見えて来たよ!もういきまないで‼」
と強く握っていた手すりを放し両手を胸の上に置くように言われました。
えっもう生まれるの?
その瞬間、ニュルっと何とも言えない感触。
意図も簡単に娘は誕生しました。
すぐさま元気な産声が‼
2016.2.11 17:51 娘、誕生。
分娩台に上がってからは30分も無かったと思います。
生まれたての娘を胸の上に抱え最初に出た私の言葉は
「温かい」
でした。
すぐに娘は連れて行かれてしまいましたが私は何とも言えない達成感と安堵と疲労でボーッとしていました。
しかし、
「○○さん、子宮頚管に裂傷が入ってしまったので少し縫いますね。」
その後、30分近く縫われていたのですが、これが地味に痛いんです。
麻酔をしてないのかチクチク痛んで足が震えるのです。
ようやく会陰切開の縫合も終わり少し休んでいた頃に病院から連絡を受けた夫が分娩室へ飛び込んで来ました。
「早くて夜中って聞いていたから…生まれたって聞いてビックリしたよ‼」
ぎこちなく娘を抱く夫の興奮した嬉しそうな顔を見て私も無事に生めて良かったと心から思いました。
何だか、大事な場面とか気持ちをちゃんと書けてるか分かりませんが、ざっとこんな感じの出産でした。
陣痛?と感じてから出産までが11間20分。
陣痛と確信して苦しんだのは7時間程でした。
今、私のそばでスヤスヤ眠る娘を見て
「この子が私のお腹にいたのね」
と思うと愛おしくてたまりません。
会陰切開の傷もまだ癒えず2時間以上寝れない夜の授乳は辛いものがありますが、この寝顔を見ていると頑張れるのです‼
~おわり~